念願の土曜日です。みなさん美味しいものを食べていますか?
相変わらずハリーポッターを聴いているのですが
主人公ハリーの得意とする「クディッチ」というゲームはご存知でしょうか。ゲームというかスポーツですね。
なんだかムカツクほどにゲームバランスが悪いと思い、このことをブログに書いてやろうと思いました。
が、当たり前ながら、そんな記事は散々ありました。
「クディッチのルール考えたやつ馬鹿すぎww」「クディッチは欠陥競技」などの文字が見受けられますね。
今回はクディッチについて思いを馳せながらも、e-Sportsの未来を考えたりしてみます。
e-Sportsというのは、ビデオゲームのスポーツ化を目論む動きみたいな印象を僕は持っている。曖昧はよくないな、以下抜粋。
eスポーツとは | JeSPA(一般社団法人 日本eスポーツ協会)
『スポーツ』とは
日本国内では「運動・体育」と捉えられるが本来のスポーツ(英:sport)の意味は「楽しむ・競技」という意味があり、欧米ではチェスやビリヤードも「スポーツ」として認知されている。
「スポーツ」は、2つの方向性があり、仲間つくりや家族のふれあいをすすめ、技術の習得に重きをおかず、生涯を通して楽しんでプレイする『レクリエーション・スポーツ』と技術の習得や、体と心の鍛錬を行い、戦略を考え抜き、技術力の向上を目指し、タイトルを競う『チャンピオンシップ・スポーツ』に分けることができる。
『eスポーツとは』
「eスポーツ(e-sports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。
ま、だいたいあってますね。よしよし。
いい感じのブログもあったのでこれも貼っておきます。
なぜ日本ではeスポーツが普及しないのか。世界のeSportsとプロゲーマーの年収! - モバイルセンター
- プレイヤー人数が少ない
- 利益が出ない、宣伝ができない
- プレイヤー人数が増えない
- 企業(スポンサー)も参入しにくい
- プロを目指す人が減る
ブログに書いてあった、eスポーツが普及しない理由は上記の通り。
ただ、「ゲームをスポーツと見なす」ということの考察が無かったので、ここを行うのが今回の趣旨でございます。
さて、クディッチに戻ります。
ルール説明。サッカーに似てるよ。
プレイヤーは全員箒に乗ってプレイを行う。高さはおそらく無制限で縦横無尽に飛び回る。
ボールは3種類ある。
・得点を入れるためのボールが1個。これを相手のゴールにシュートすると10点。
・勝手にプレイヤー目掛けて飛び回るボールが2個。棍棒を持った選手が居て、これを相手チームに弾き飛ばしたりして敵チームの妨害などをする。
・そして、取ると150点をもらえるボールが1個。これを取るまでゲームは終わらない。
ルール説明終わり。
まぁ、みんなハリーポッター知ってるもんね。おさらい程度でいいよね。
さっそく、ゲームバランスの悪さについて書き記す。
・150点のボールの重みが多すぎる。このボールを捕まえる役への負担が大きく、チーム戦としての面が弱い。
・150点のボールを捕まえるまで終わらないというルールが地獄。捕まえ役が雑魚ならいつまでたっても終わらない。
ってなところです。
主人公のハリーをヒーローにするためにも、ハリーの役割を重くしたんでしょうか。
ここからが本題です。
しかし、クディッチというスポーツは観戦するのに非常に向いている。例えば
・プレイヤー目掛けて飛ぶ暴れ玉によって、スリリングである。
これにより箒から落ちたり、骨折したりする。この緊張感が観戦する上で白熱させる。格闘技などの人気はこの面が大きいだろう。なお、ハリーポッターの世界では骨折は一瞬で治せるらしいので、やや攻撃的に作っても問題ないのだろう。
・箒に乗るという、誰でもできる行為のプロ
箒に全員乗った上で、このスポーツを行うのだから、箒を扱う技術は必須である。サッカー選手が足、フットワークを鍛えるのと同じくらい、箒を扱う技術は大事なはずだ。
そして、ハリーポッターの世界において、箒に乗るという行為は魔法使いの一年生がかなり初期に習うものであり、魔法使いなら誰でも出来ると言えるだろう。
だからこそ、クディッチを観戦したとき「あのプレイはスゴイ!」と感心するのである。格闘技だって、早いパンチが出た時に「早い!」って思えるのは、同じパンチを出せる地盤があるからだ。
この上二つの要素がスポーツ観戦にネツが入る要素として大きいと思う。選手のヒーロー性など、他の要素は勿論あるが、今回はスポーツのルールの話なので割愛。
ここでe-Sportsに話を映す。
e-Sportsには、上記二つの要素が備わって居ない。
Q.スリリングか?
A.プレイヤーは安全圏で座り、手を動かしているだけ。
スリリング、緊張感の薄さ。観戦しても見るのはモニター。選手の顔を見ても、さほど面白いものでもない。(HearthStoneを観戦した際は、ずっと思案顔であった)
Q.スゴいのか?
A.そのゲームを知っている人にはスゴいが、スゴさが伝わりにくい
スーパープレイといっても、所詮ゲームのプログラミングの中には抗えず、反射神経や読みが主題となる。ルールと仕様を理解し、互いの武器やキャラクターの性能を理解した上で、ようやくスゴさが分かるといったところだろう。よって、ニッチになりやすい。
よって、盛り上がりにくい。
ふぅ、書きたいことが書けた。
プログラミングに抗えない という話をしたとき、囲碁や将棋といったマインドスポーツと、体を動かすスポーツの中間のような扱いが妥当なのかな、と思ったりした。
さて、それじゃどうしたらいいんだろうね。一応拙いながらも考えてみた。
・ARでのプロスポーツ
体を動かすため現実路線が増え、緊張感が出る。ルールをあまり分かってなくても見てスゴさが伝わる。
・デスゲームにする
緊張感が出る。よほど悪趣味な人しか観戦しなさそう。
無茶言うなよって感じだけれど、スゴさが伝わりやすくなる。
このゲームのプレイ動画を見て欲しい。ルールは見ての通りほぼサッカーだ。
やったことないけど、ルールとかも知らないけど、スゴいシュートだ!と思いません?
この路線ってすごく大事だと思う。
ゲームを複雑化する というのは難しいようだけれど、物理演算がある今、現実と同じくらいの自由度がある。このゲームの場合、ボールに対してどの角度で、どのスピードでぶつかるかをプレイヤーに考えさせれば、自ずと複雑になるのである。
おしまい。
ずっとゲームのことだけで3,000字近く行ったね、すごいね。昔入って居たオタクサークルに寄稿していたころが懐かしいです。
そうそう、自主制作ゲームも進んでおります。年末までには完成させたいね。
「地味に面白いよね」くらいの完成度を目指したい。テトリスくらい。
(大きく出たな!?)