京都にいた大学生の飲み


朝、昔の夢を見たような気がしました。

大学生だった僕の、京都での飲みをひたすら振り返る。

 

 


つまんな時代


大学1年の頃は当然未成年で、未成年時代は酒を飲まないというルールがなんとなく頭にありましたから、2年目の後半(僕の誕生日)までは殆ど飲まなかった。
飲まない飲み会の記憶はあまり無いのですが、あんまり楽しくなかった。委員会にも入りましたがいまいち馴染まず、ゼミでも馴染まず。

あまり楽しい人間関係を作れなかったんですよね。まぁ、高校の頃からの友人や、ネトゲ仲間もいて特に問題はなかった。

 

哲学サークルみたいのに声をかけられたこともありましたっけ。でも、他のメンバーは居ると言いながらも、全く他メンバーと合わせてくれなかったので胡散臭くてやめました。

今でも殆ど交流のキッカケは酒ですから、酒を飲んでいないときの交流が少ないというのも当然といえば当然か。

 

お酒の飲み方を知ってる未成年達


サークルの後輩で、先輩らは酒の飲み方を知らないと憤っていた人が居ましたね。未成年のくせに。あれはサークルの合宿中でしたっけ?
当時僕は飲まない人間でしたので、憧れとも呆れとも言えるような変な感情がありましたなぁ。
あれ、僕が当時飲んでないってことは、その先輩らも未成年では…?(僕は留年している)まぁ、いいんだけど。


高校の友人とも飲みをした。4人で。四条のお店で半兵衛とか言ったかな、レトロ系の居酒屋。

電気ブランを電マだwwとか言って電マ下さいwwと店員さんに言っていたヤツが居たことを何故か鮮明に覚えています。電気ブランは「夜は短し歩けよ乙女」で出てきますけれど、僕にとって電気ブランはそのお下品な方の思い出が強かったりします。

 

あの時が初めて僕が酔ってヘロヘロになった日だったと思う。

そのうちの1人と一緒に帰って水を買ってもらったりしたなぁ、彼は酔っぱらいの扱いにも、飲みにもすっかり慣れていた。こいつも当時未成年だけど、とてもいい飲みをする。

 

 

「未成年なのに飲み方が上手」というのはちょっと新鮮な体験だった。誰にも迷惑かけない(むしろ介抱してくれた)ちょいワル みたいなイメージをした気がする。


絡み飲み


多人数で飲むこともあった。サークルが多かったね。学校祭の打ち上げが何度か、忘れたけど飲み会が何度か、オタサー交流会が何度かありましたなぁ。

知ってる人たちと飲んで普段見せない姿や話が出来るのも楽しいけれど、はじめての人と飲むのはなかなか楽しかった。絡みに行って、相手に喋らせるのは個性が出て好きだった。
ジョジョ全巻貸してくれるって人も居たなぁ。借りるのは悪いから今度家行かせてや!ええか!って言ったら微妙な反応してたから行かなかったけど。


交流会でビール瓶片手に練り歩き、無くなったら新しいビール瓶貰い、ぼっちの人に突撃し、ビールがなくなったら補充ついでに離れ、みたいなね…
交流会のあとに二次会でHUB行って、更に飲んで、トイレでめっちゃ吐いたんだよな…めっちゃ頑張って掃除した。

 

ラー研も立ち飲みパーティーにしたときはかなり人集まったよね、30人近かったんじゃないの。あれは楽しかった。立ち飲みってのがまた新鮮でさ。
飲み放題ってのは僕にとっては良い。飲みに集中しても話に集中しても良いんだからハズレ無しだ。

 


いつも思っていたことなんだけど、あの頃の危うげな人達も今ではちゃんと社会に進出しているように見える。これはラーケンに限らず色んな人達が。よかった。

 

 

おうち飲み


おうち飲みはラーケンが多かったね。4-8人ほど。家では何度も開催したなぁ。

日本酒もビールもラーケンで覚えましたよね。ウィスキーもかな?

 

また人にご飯作りたいなぁ。

あの頃、料理を安定したクオリティで作れなくて、イマイチの物ばかり出したときもあつた。というか、結構あった。なので、沢山作ってリスク分散してみたり、安定のものしか作んなかったり、そもそもあまり作らなかったりと迷走したこともあったねぇ。

 

料理苦手な人はカセットコンロを用意し、マシュマロや安い鴨肉を焼いて食べたら宜しい。マシュマロはクラッカーで挟んで食べたりもしたなぁ。楽しいし旨いぞ。
たこ焼きパーティーもしたね、たこ焼き機でアヒージョにもしたね、懐かしいなぁ。


高校の頃の友人と何人かでおうち飲みもしたね。ゲラだったり、ガブガブ一気飲みしたり、バターの天ぷら作ろうとしたり、「ジンギスカン肉買ったけど自分の家でやったら臭いついて嫌だから持ってきたよ」とか「2.5キロのトマト缶面白そうだから買ってきたよ」とかいうやつらもいた。
最初の方の彼らとの飲みは、僕が日本酒にハマりだした時期で、お気に入りの日本酒を出すも、ガブガブ飲まれてオコだったこともあった。


僕のうちに限らず宅飲みはしたよね、お好み焼き作ってくれたGさん、カクテル出してくれたYさん、大きなテレビでアニメ見ながら飲んだIさん宅などなど沢山やったね。別にイニシャルトークにする必要もないんけれど。

 


よそいき飲み


これもラーケンが多かったかな?京都の五行っていうラーメン屋のラーメン、焦がし味噌ラーメンがほんっと美味しくてね。あまり僕は同じ店に行かないタイプなんだけど、五行は何度か行った。あそこは日本酒も置いてて、獺祭も置いててさ。日本酒にハマった最初は獺祭だったな。

メデ研の人たちと山崎のウィスキー工場に行ったこともあったね。あそこはいい場所なので是非みんな行ったらいい。近くにプレモルの工場もある。タダで飲めるし各国のヤツも金払えば飲める。工場見学も楽しい。


高校の同窓会みたいのもあった。鍋が食べ放題なんだけど、スープの味を変えたかったら飲みきらなくちゃいけない店で。じゃんけんで負けた僕が飲みまくった。酒も調子に乗って飲みまくった。吐きまくった。元クラスメイトは帰ったあとだったのが救いであった。
高校時代のクラスメイトと飲んでいる時は大抵吐いた気がする。飲ませている犯人は分かっているけど。


そうそう、先日その犯人と二人で飲んだ。その日は吐かなかった。飲み放題じゃないし当たり前だけど、セーブ出来るようになったかもしれない。


そうだ、サークルの班活動で副リーダーした時セッティングをしたこともあった。北野白梅町の近くの和食屋を丁度紹介してもらって、行ってみたらなかなか良い店だった。会議を兼ねてのことでなかなか難しい場だったが、店は文句なしだった。焼き魚も煮物も美味しかったなぁ…ランチはおばんざいがたくさん食べれて何度か行ったね。


こじんまり飲み


僕と二人っきりで酒を飲んでくれた人は何人かいる。ありがたい限りだ。1対1の飲みなど、飲む数時間前には楽しませられるのかと頭を過ることはたまにあるが、大抵は終わったあと僕は楽しんでいる。だから大抵良い思い出である。


サークルの会長と発泡酒をガブガブ、ゲラゲラ飲んだ宅飲みもあった。先述のお好み焼きの先輩とは沢山話して沢山飲んだ。3人でのみ、二日酔いの状態で自宅に帰ってサークルの資料作りをしたときは本当に大変だった。


先斗町の立ち呑み屋で、三人で飲んだこともあった。立っているのは少ししんどかったが、安くて旨くて楽しかった。
先斗町ってのは雰囲気がいいよね。父上と行ったときはとてもご満悦だった。地元の北海道ではああいう風情は滅多に見られないように感じる。あんなに狭い所にお店を建てなくても、いくらでも土地あるしね。

父親はああいうとき、多分いいお店を予約して来るんだけど、ぼくは先斗町を何件もハシゴしたほうがきっと(僕も父親も)楽しいと思ったりする。でも滅多にない機会、外れの店を引きたくないとかいう気持ちもあるのかな。
もうちょっとお金に自由が出来たらひたすらハシゴをしてみたい。


父親との飲みはあまり覚えていない。でも、多分いいお店に行っているしそこそこ良かったんだと思う。鍋焼きうどんを食いたいんだと言って、食いに行ったことがあるが、コシの強いうどんが好きな僕にはそこまで良いものではなかった。でも、鍋はうまい。


鳥鍋やにも父親と行ったんだったかな、あの店は良かった。うまかった。酒を冷やでくれと言ったら常温しかありませんがと言われた。それでええねんって思った。


そうそう、友人とお蕎麦屋さんに行ったこともあった。授業の合間だったか終わってからだったか、お蕎麦屋さん。日本酒とだし巻き卵も美味しくて。昼酒とお蕎麦とだし巻き卵、良かったなぁ。夜にいった居酒屋風のトコなどはそばがきもやっててね。これが酒に合うんだな。ほんとに最高だった。
いい蕎麦屋はいい日本酒を置いていますね。僕はうどん派なんだけど、酒のアテにするなら蕎麦が一番だ。蕎麦がきや蕎麦焼酎、蕎麦茶も酒の趣向が変わって良い。もちろん、ワサビなどちょっと摘んでもいい。うどんはついつい天ぷらにアテを任せてしまう。何より麺が太くてガッツリ食べちまう。


あの人とも幾度か行ったね、祭りをブラついて酒を飲んだり、近所の居酒屋でのんびりしたり、宅飲みしたり。近所の居酒屋のヘシコは美味しいけどしょっぱかったなぁ。へしこってああいうものなのかな、リベンジしてみたい。もうちょっと色んなとこに出掛けるんだったなぁ。

一時期、かっこよくて綺麗なガラスのお猪口を、僕が持って居たことをご存知だろうか。北海道土産のヤツだ。アレはうっかり落として割ってしまった。エピソードもそうだがデザインも気に入っていたお猪口なので、結構ショックであった。今度帰省した時に同じの買っちゃおうかな。いいかな。

 

そういえば、だるまのお猪口を僕が持っていたことをご存知だろうか。アレは旅行のお供に重宝していたのだが、やっぱり無くしてしまった。今度長野方面に行った時には同じの買っちゃおうかな。


日本酒ドロップキックとかいうイベントもあった。日本酒をはしごしながら提供してくれる店を回ってね。愉快だったなぁ。あの時であったお姉様(おばさま)のフェイスブックはまだフォローしている。あの人には沢山奢ってもらったりしましたね。
日本酒で人脈を広げるとしたらああいうところから切り崩すのかもしれないけれど、やらなかったね。まぁ、度胸も意欲もさほどなかったけど。


ソロ飲み


ひとりでも飲んだ。三条商店街のビール祭りなどは3年連続かな?しょっぱい鮭のカマなどが売っててさ、ちまちまと、ほぐしながら食うのも良かった。ソーセージももちろん良かった。地ビールが沢山あってね、元々楽しい商店街だけど、あの祭りの日はすごい活気でね。
あの祭りは人と行ったり一人で行ったりしたけど、一人で行っても誰かと出会う楽しさがあった。


ぼっち飲みはやるが、さほど好きというわけでもない。何となく飲みたいときに飲んでいる。
京都の寒い日などは、熱燗を手に外を散歩したりした。散歩しながら飲む酒はかなり好きだ。景色が愉快に見える。散歩酒、たまには誰か付き合ってもらえると嬉しい。


そうだ、ぼっち酒ではないが、散歩酒は何度かやった人が居ましたね。ありがたい限りです。僕の家から四条大宮、西院、僕の家というそこそこあるルートを回ってね。深夜だったりもして。そういえば彼がずいぶん前に持って来た卵のリキュールは美味しかった。卵の味がした。

酒が入らなくとも、結構散歩って好き。だから商店街はよく歩いていた。


ヨソ飲み


京都ではないが、せっかくなので書く。滋賀や香川、長野、神奈川、鹿児島、大分、大阪、長野、三重、石川、青森、北海道、広島、兵庫、岡山でもよく飲んだ。長野の貴腐ワインは忘れられないね。北海道のワインも安いのに美味かった。浜辺で飲んだ酒も美味かった。


あの頃の飲みは網羅できたかな?
出来てないだろうな。
でもまぁ、きっと全部良い飲みだった。