前職について、色々思い出しました。
僕の記憶は不思議なもんで、昔のことを脈絡なく昨日のことのように出てくる時があるんですよね。
先日の大学生時代のこともそれです。自覚ないだけで、何かをきっかけに思い出したのかなぁ?
前職をやめた時の話は、僕にリアルで会った人には時々話していると思います。
そして、その相手のタイプや、僕とその人の距離感から、"僕が悪い度合い"を変えて、話していることと思います。
簡単に言うと、相手が突拍子も無いことをして、ぼくも突拍子も無いことをして、突然やめることとなったのです。
やめた時はそんな感じでしたが、なぜ転職先を探しだしたかという部分です。
①「社会人ってそんなもんやで」が嫌いだった
僕が人生で初めて就職した会社です。たくさんの初めてがありました。たくさんの理不尽を感じました。
たくさんの理不尽の中で、理不尽にいくつかの分類ができてきました。
1、社会全体が常識になっていて、それがみんな当たり前だと思っていること。
2、業界全体が常識になっていて、それがみんな当たり前だと思っていること。
3、その会社が常識になっていて、それがみんな当たり前だと思っていること。
4、会社の利益としてやったほうがいいが、僕がやりたくない(ので理不尽だと感じてしまう)こと。
5、ぼくの利益としてやったほうがいいが、僕がやりたくない(ので理不尽だと感じてしまう)こと。
例えば、
「社内での昼寝」はほぼ1だと思います。
「定時で帰るのが当たり前では無い」はIT業界の2でしょうか。
「業務後、月に一度本社に戻り例会」は前職の3だったと思います。
「電話対応のクオリティ上昇」は4です。これを5と考え、直せる人は素晴らしい。そういう人が成長します。
社会人初めての僕には、このルール説明の全てに「社会人ってそんなもんやで」と言われて反論ができないのでした。「いいや、これは3であり、弊社の悪習だね!」などと反論できないのです。
反論できないとはいっても、現場に出向するタイプの仕事をしているので、ほぼ分かってるんですけどね。証拠がないのであまり強く出れなかった。
ですから、近いうちに転職が必要でした。転職をすることで、自分の理不尽と感じるレベルと、社会の常識を調整する必要がありました。ピントを合わせるようなものです。
あと、僕は若いですからね。「そんなもん」と諦めの境地のオジサンとは違うのです。悪習を正す時間を持っています。
②スキルアップの客観ができなかった
あまりあの会社は新人育成が得意ではありませんでした。
まぁ、プログラミング経験ゼロの人間に一から教えるのは大変難しい話ですし、一般化するのもなかなか難しいとは思います。同情します。
後からビジネス書や自己啓発書を読んで思ったことですが、あの会社ではスキルアップに達成感を持てなかった。やれるようになったのか、なってないのか、見えないのでやる気になれなかったのです。
ちなみに、
「プログラミング教育は達成感を与えることと、詰まった時のフォローを上手にすることの二つが大事。勉強法はネットや書籍など沢山あるので、基本は本人に任せる」
が僕の中での結論です。
まぁ、ぼくでよければフォローでも達成感でも協力しますので、お気軽にお声をかけてください。
そんなわけで、スキルアップの具合は社外に求めました。転職活動をすれば、社会需要がどんなものか。どれぐらいの価値が自分にあるのか見えてくるというものです。
③職場に好きな先輩がいなかった
恋人とかそういう意味じゃないですよ、職場に自分の理想像みたいな人がいなかったのです。
転職してから思ったのですが、そう簡単に見つかるものではないかもしれません。捻くれた僕には、ただキラキラエリートマンは僕の好みではないので、尚更です。
しかし、コーヒーのカフェインが効かなくなった自慢や、昔のデスマーチ自慢(3日徹夜で仕事したこともあった)などを聞いて、居ようとは思わないですよね。
デスマーチ自慢は、みんな口を揃えて「今はそんなことないけどね」とフォローしているのですが、それを誇りに思っていることがそもそも悪印象です。そりゃ、あなたは誇らしいでしょうけども。
空気感が、「苦しい時代を乗り越えた人々」の空気でした。皮肉っぽく言うならば、「苦労を美徳としてきた人々」でした。これが①の「IT業界の常識」だとは思いたくなかったので、転職をしたくなりました。
以上、そんなところでしょうか。
もちろん、自分の甘さも多くありました。①の4、5などは
4、会社の利益としてやったほうがいいが、僕がやりたくない(ので理不尽だと感じてしまう)こと。
5、ぼくの利益としてやったほうがいいが、僕がやりたくない(ので理不尽だと感じてしまう)こと。
理不尽ではなくアドバイスです。5は言わずもがな。4も、出来るようになれば社会の需要に応えるわけですから、今後有利になる…はずです。アドバイスと言えます。
これらをアドバイスだと考えれるようになったのも、転職したおかげで、1~3と4~5を分けられる気持ちの整理がついたからだと思っています。うんうん、成長しました。
うん、今回書きたいことは綺麗に書けたのではないでしょうか。
社会人の皆様、お仕事頑張ってください。
これから就職活動の皆さまも応援しております。
※追記
もう一つ、転職理由がありました。上司も重鎮もみんな偉そうなこと、人を馬鹿にすることです。いじりコミュニケーションなんですけどね。鬱陶しいですね。
これはなかなか、どの会社も同じみたいです。
これを鬱陶しいと思ってしまうのは、僕の社会不適合な部分ですね。うん。