シュガー・ラッシュ:オンライン観てきました。
えーまぁ、期待通り面白かったんですけど。
見ていて辛いシーンも多く、早くこの辺終わってくれ〜と願いながら見ていたこともありました。
前作シュガー・ラッシュが本当に好きで、期待しすぎな部分もありました。
見ていない方はぜひご覧になって。
ではネタバレします。
基礎知識
世界観:場所はゲームセンター。電源コードで繋がっているアーケードゲームはキャラが行き来ができる。
ヴァネロペ:幼女、レースゲームのキャラクター
ラルフ:おっさん、アクションゲームのキャラクター
ネタバレ概要
ヴァネロペは退屈していた。それをラルフが解決してあげようと云々。
結果、レースゲームのハンドルが壊れる。壊れた部品がないのでゲーム廃棄の危機。
壊れたゲームのハンドルを落札するため、インターネットに飛び立った二人。
落札には金が必要。youtuberラルフが張り切りなんとか金を稼ぐ。
一方ヴァネロペはシュガーラッシュより気に入ったゲームを見つける。
スリリングでエキサイティングなレースゲームだ。
こっちの世界でやっていきたい気持ちが高まり、ラルフとどう相談しようか…
というところでベタな行き違い。喧嘩別れ。
ヘコんだラルフを元に作られたラルフウィルスが、インターネットを破壊し尽くす。
本物ラルフがヴァネロペの旅立ち?を受け入れ、ラルフウィルスに説く。
ラルフウィルス、消滅。
ヴァネロペは別ゲームに本格参入し、ラルフとは離れ離れ。たまにビデオ通話をする。
寂しいラルフは読書会参加やパーティーの出席などをするようになった。おしまい。
・ラルフが…醜い…
ラルフが依存しまくってるんですよ。それでラルフウィルスの要因となり、最後には克服するんですけど。そりゃ、悪役で嫌われ者だったラルフに初めて?出来たかわいい友達ですからね。分かるけど。
友達という表現を使ってるけど、私のヒーローペンダントでヒーローとしての義務感持っちゃってるし、体格差凄いし、過保護だし、ちょっと離れるのを相当嫌がったりしていて。粘着質の彼氏みたいになってるじゃん‥やだこのヒーロー見てらんない…って感じでしたよ。
分かってます。成長のお話ですからね。未熟な面を見せて、それを克服する物語。
見せ場を作るという面ではありがちな話です。
ただ、絵面がね‥汚くて大きいおっさんが幼女に対してそれをやってるのがね‥
・それでもラルフ
不安定なヴァネロペを励まし、ユーチューバーで何でもやる宣言。そして有言実行お金を貯める。良い脳筋。それも全てヴァネロペのゲームを救うため。
(ヴァネロペが「ゲームレスになっちゃうよぉ‥」みたいなセリフを言っていたので家感覚なんですかね)
と思えばヴァネロペは別ゲーに行こうとしますからね。少し同情しますよ。
中傷コメントに心を痛めるラルフ。素直。
・「またね、汗臭いおじさん❤」
いかんでしょ。
・「仕事」
ラルフが自分のゲームに戻ることを「仕事」と呼んでいたこと、少し衝撃でした。
へぇ‥ラルフって仕事だと思ってゲーム内のキャラクターになっていたんだ‥
このセリフによって、全ストーリー、全会話が業務時間外、オフの時間なんだなと思うと結構辛い気持ちになりました。ゲームキャラも苦しいのね。
トイストーリーはおもちゃとして遊ばれることを仕事とは言っていなかったと思うし、おもちゃらしく自由奔放な感じがあったけど。
けれど、あちらの方が肉体的にハードだからね。どこも大変だね。
・にしに刺さる
強い依存のある人が遠くへ行ってしまい絶望するが、なんとか気持ちに折り合いをつけ克服するという物語、ここまではいいです。
この後。
ラルフは読書会とパーティーという別の道を簡単に見つけたようだけど。
僕は何も見つかっておりません。
ラルフが読書会で話題を振られ、適当な返事をするシーンがあるんだけど、ラルフ君はそれで幸せなんでしょうかね。
つまり僕が適当なコミュニティ、例えばテニサーに入ったとして、全然何もできない。ラケットに球が当たるまでどれだけかかることか。それで楽しいのか?と思うんだけどね。
ラルフ君は狭い世界で生きていて、それが楽しくなくとも気を紛らわすためにはやるしかない。選択肢がないという考え方もできますね。
ぼくは世の中になんでもありますから。他の楽しいことを探そうとできてしまうわけです。おかげでつまらないものはつまらないと引き上げることができてしまう。
選択肢があるというのは困りモノだなあ。