おはようございます。
キツい仕事が一つ終わりまして、次の現場に行くことになりました。
個人としてはめでたしめでたし、なんですが、プロジェクトとしては未だ暗雲漂う状態。"立つ鳥後を濁さず"なんてもんじゃありません、濁しまくり。
気持ちいい終わりとは言い難い状態です。記録しておきましょう。
状況
・iOSエンジニア
・言語も(SwiftからObjective-Cに)移行
概要
膨大な業務があるが、上司はその膨大さに気づいていなかった。自分はその膨大さに薄々気づいて報告していたが、上司に話しても伝わらなかった。
→ハードワークするも全然終わらず、プロジェクトの危機。
→担当者を別の人間に託し、期限もだましだまし、遅らせ遅らせして今に至る。私は現場の変更(端的に言えば、その現場から要らないとなったわけだ)
結局のところ、プロジェクトがヤバいことになってしまった。
上司はそのまた上の上司に怒られ(ているようで)、私へのアタリもやや強めになる。
いやーキツい仕事だったね。
思うところ
・上司への適合不足
今までの職場/現場は上司が業務内容を理解していた。今回初めて、業務内容を把握できていない上司に出会った。上司は"欲しい仕様"を伝えることは出来るが、"具体的な手法"の理解に欠けていた。
具体的な手法を理解していないということは、具体的な業務量の見積もりができないということである。それをこちら側がしなくてはならない。
「Aの仕事をするにはBの作業が発生する。これにはCという手順を踏まねばならず、Dという業務量が発生します。」
という具合に。
そのあたりのノウハウや、そもそも思考が足りていなかった。そんなことしなくても分かってくれていたし、業務量の見積もりも多少のズレしかなかったし。格好いい言葉を使うなら"主体性を求められた"ということになるね。
契約金もこの案件で結構上がったのだ。求めるものが増えたといえば当然である。
・勇気が足りない
だいたいが"上司への適合不足"という話なのだが、今回は勇気編。
「Aの仕事をするにはBの作業が発生する。これにはCという手順を踏まねばならず、Dという業務量が発生します。」
これをしなくてはいけないと書いたが、実際報告は行っていた。ここまで整頓はできていなかったかもしれないが。その結果
「でも要するにEをやればいいって話でしょ?そんなかかる?」
という反論をされる。この上司、頭はいいのか要は理解できている。Eをやればいいというのも間違ってはいない。そこでいつも、どうせ理解されんなと諦めていた。
「それはそうなんですけどね。わかりました、じゃやってみます。」
そこに食い下がる勇気を持つべきだった。あと根気を。Dという業務量は確保すべきだった。
これはフリーランスや客先と交渉する人間には必須スキルなんだろうな。業務量を少なく見積もらせ安く収めようとする客に、いやいやこれは必要なんですと反論する動き。
今回の上司は管理したがりの人間であるから「これぐらいの時間は絶対に必要。でないと今後は絶対遅れるぞ」という不安を煽る必要すらあったかもしれない。
口論の勇気が足りない。
・技術力が足りない
膨大な業務量と書いたが、結局のところ「(今の自分の技術力では)膨大な業務量」でしかない。経歴書は相手も見ているので、技術力不足もコミで判断してほしいところではあるが。
技術力といっても色々あるが、今回明らかになったのを分類分けしよう。
●アーキテクチャの理解が乏しい
今回はMVVMでやっていますと説明を受けた時、もっとMVVMについて深く掘り下げるべきであった。ソースの全体像を正しく掴むのにかなり時間をかけてしまったが、アーキテクチャの理解が事前にあればよりスムーズに業務を行えたはずだ。
●古い技術の対応
古いライブラリを使ったもので、資料が足りない。「どうせ今後は使わないし」と思って雑にせず、早いうちに自分で使ってみるなどして感覚を掴んでおくと違っただろう。
●Swift以外の理解が乏しい
サーバー理解、通信処理理解、セキュリティ理解など。この技術不足が致命的であったわけではないが、ジワジワと乏しさを感じてしまった。基本情報技術者を学ぼう。
うん、こんなところでいっか。
なんだか反省ばかりのお堅いブログだが、私の気分は明るく。現場が変わることで
・周囲の人が優しいぞ
・お給金が増えるぞ
・職場の環境がとてもいいぞ(PCの質、使っているツール、デスクの広さなど)
で個人的にはウキウキです。
しかし起きたこと、プロジェクトに起こしてしまったことは記録しておかないとね。
今回のプロジェクトがやばくなった話、技術力不足は一旦置いておいて、仮に"自分は悪くなかった"とする。
それでも、プロジェクトがやばくなった一番中心にいたのが自分で、それを食い止められるのが自分だけだったとするなら"自分は最善手を選べなかった"ということになりますね。
Normal End。ヒロインは死ぬ。
お疲れ様でした。終わりです。
みなさん。お金の話は好きですか?
お金の話が嫌いな人はこのあたりでやめておきましょう。
お金感覚を持つことってとても大事なことだと思います。
今もらっている給料より自分にもっと価値があるなら、もっとお金を要求するべきです。
要求せず愚痴っているだけでは世界は変わらず、愚痴だけが残ります。
そろそろいいですか、お金の嫌いな人は帰りましたか。
全部コミコミです。ボーナスも、●●補助も、交通費もコミコミです。
グラフとの関係性は特にありませんが、簡単にお給金の話をします。
大阪で働き出して一年目、大卒として高くないランクのお給金で始まりました。試用期間なので安かったはずです。この辺は曖昧です。
試用期間が終わりまして、少しお給金が増えたところでトラブル発生し仕事をやめます。
東京に出てきて好きな仕事を就きたいと転職しましたが、お給料は一気に下がりました。おまけに好きな仕事をさせてもらえません。
そこで転職。そこではわりと好きな仕事をさせてもらい、お給料もだいぶ戻りました。
この会社では案件によってお給金が変わります。現場を2度変え、今に至ります。
現場Aが40万の契約金、Bが50万、Cが54万と伺っています。もちろん、契約金をそのまま貰えるわけではないですよ。もっとお給金は低いです。また、仲介業者がいくらか抜いているはずです。もしフリーランスで、しかも現場と直接取引ができるのであれば、月に60万くらい、1年生でも貰えるかもしれませんね。
逆に雇おうとするとそれぐらいかかると考えると面白いですよね。幾らでプロジェクト走らせて、何年で元を取る計算なんだろうとか。いろんな思考の参考にしてください。