明日は豚の角煮かな

知ってる人は知っていると思うけれど、僕は影響を受けやすい人間で。

最近は「ここは今から倫理です。  」という漫画にハマっています。

 

 

倫理の授業を行う教師の物語で、クールでイケメンな先生が眼福な倫理を通して生徒を導く良い漫画です。

倫理というテーマだからか、先生も失敗をしたり、悩んだりしているのもグッドです。意外と情熱的な先生なのもグッドです。

 

最近大きなものを失ったというか、何も目標がなくなってしまった気持ちだったんですが、倫理というテーマから少しずつ面白くなってきたような。そんな感じです。

 

 

そんなこと言われてもなんも分かんないですよね。

まず、ローマの休日を見ました。これは「ここは今から倫理です。」のエピソードに出てくる話です。

 

授業中居眠りしてばかりの男の子は、夜遅くに家を出て友人たちとダベっていた。夜は何も自由で何もなく、ヒマだから外に出ているのだと。

それに対して、自由すぎることは不安になる。あなたは不安なのではないかと語りかけ、映画を薦める。

 

といった流れだった。性格上こういうのは読み直してから書くのだけれど、今回は記憶のままに書いてみました。ほんで、薦めていた映画がローマの休日。実際に男の子が観たのは雨に唄えばだったのだけど、こっちもそのうち観るつもり。

 

ローマの休日を観てみたよと歌っていたの誰だったかなと思ってたが今ググってわかった、福山雅治だった。

http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-170913-226

 

あぁ本当に書いているうちに敬語が抜けるな、僕はいいけど。

ローマの休日、面白いよ。ちゃんとギャグ?とかあるし、分かりやすい。男性も紳士すぎるぐらいに紳士で好感を持てる。

…まだ前半半分ぐらいしか観てないので、語りたかったらまた別の機会で。ともかく、ふとした拍子に気になっていた映画を観れて、それが前半だけでも面白く、いつ後半みようかなとワクワクしているのが最近のいい話です。

 

昔の映画って音が悪いデメリットあるけど、かなり面白いこともある。昔授業で受けた黒澤監督の映画もすごい面白かったので、また別の作品も観てみたい。

 

 

教養に興味を持ち始めたのも漫画の影響。

たえず鏡に自分の姿を映してみて、美しければそれにふさわしい者になるように、また醜ければ教養によってその醜い姿をかくすようにせよ

だそうな。教養に興味を持ち始めた。美しくもなりたい。やせたい。

 

先日、友人二人と喫茶に行った際、その二人でよく盛り上がっていた。車の話、世界史、地理、日本史、時事などなど、よくもまぁそんなに話題が続くなと感心していた。その漫画の影響を受けた後だったから、教養ある人間だなと感じた。

教養を目指して教養を得ようとするのは何かイレギュラーな気もするが、とりあえず小学校用の社会の参考書と、東京の地理の本を買ってみた。今では暗記をして点を取るための科目ではなく、面白いページを読む本になったのだから良い感じがする。

 

 

読もうとしていた倫理の本も読んだ。これは1ヶ月前くらいに立ち読みで気に入った本で、買ったままになっていた「哲学用語図鑑」という本だ。

https://www.amazon.co.jp/%E5%93%B2%E5%AD%A6%E7%94%A8%E8%AA%9E%E5%9B%B3%E9%91%91-%E7%94%B0%E4%B8%AD%E6%AD%A3%E4%BA%BA/dp/4833421194

まぁ面白い面白い。哲学を学んだことの人間でなくてもすんなり入ってくる。名前は聞いたことのあるあの人たち。プラトンソクラテス、アダムスミス、キリスト、ルソー、ミルなどなど。用語もシンプルに説明してくれていてとても好きだ。

 

そこで気に入った話が、ペシミズムの話で。ざっくりまとめる。カギカッコで書くが引用ではなく、僕が本をゆるくまとめた話。

ショーペンハウアーは世界は盲目的な生への意思でできていると考えます。たとえば、細胞はつねに弱い細胞を駆逐しながら生き延びようとします。そこには存在への欲望があるだけで目的や意味などありません。人間もこのように「存在したい」という意思が起こす衝動にすぎないと考えました。

この盲目的意思による争いの苦しみは永遠に続きます。このような思想はペニシズム(厭世主義)と呼ばれます。彼はこの盲目的意思から一時的に逃れる方法は芸術に浸ることだと言います。また根本的に逃れるためには、他者に同情することで苦しみを人と共存するか、さもなくば仏教で解脱するしかないと説きました。」

ちなみにペニシズムをWikipediaでみると、後半のことは書いておらず「この世界は悪と悲惨に満ちたものだという人生観をさす」だとさ。僕の持つ本とは全然違うね。ちゃんと別の本も読んで理解しておきたいな。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%B2%E8%A6%B3%E4%B8%BB%E7%BE%A9

 

ともかく、盲目的な生への意思という解釈が気に入ったこと。それと、芸術に浸って逃げるという解決がすごく魅力的に感じた。最近ツイッターに絵を上げだしているのもそれである。iPadでのお絵かきはものすごく楽しい。レイヤー最高だ。

 

 

そうそう、「亜人ちゃんは語りたい」の7巻もとてもよかったよ。これもまた哲学っぽいね。オカルトを科学と哲学で解釈する感じの本だよ。7巻でそのイロがさらに強まった。ぜひぜひ。

 

 

なんか最近変な感じ、賢者タイムのような気分で。

倫理、教養、芸術という軸からかな?とも思ってみたけれど、平日に休んだからとか、よつばと展が最高だったからとか、長く苦しまされていた咳から解放されだしたとか、そんなくだらないことが理由かもしれないね。

 

 

最後に、前から僕が好きな曲だと言っている「だから、私は歌う」を貼っておく。非公式じゃないので良くないのは承知だが、7年近く前なので見逃されていると思いたい。

(アニメ版のギャラリーフェイクのサラって肌の色白いんですか?)

https://www.nicovideo.jp/watch/sm15879302

元々歌詞を気にしないタイプで、音楽の雰囲気(民族系っぽいのが好きらしい)で好みが出やすいが、最近聞き直してみると東京の歌だったんだなと驚いた。歳を取ると昔好きだった曲が陳腐に見えたり、実体験が重なって重みが増したり、ただただ懐かしさに喜んだり色々あるね。福山も槇原も東京の歌めっちゃ歌ってるし。

http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=S01620

「最近ずっと外食の日々 思い直して腕を振るうよ」

かぁ、それもいいなぁなんて思った。