3Dプリンター_157

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前回ブログで購入を検討していた3Dプリンターを買ってしまった。
そのブログを書いた後、仮に買った場合何を作ったら面白いか、昔触った電子工作と組み合わせたらどうかと頭の中で思索していたら楽しくてしょうがなく、買うしかないなと思った。
また、好きな形を作れるとはいえ実用性を考えると意味のある形に収束するはずで、その際子どもの頃に習った数学と物理が机上の空論でなく、現実の問題となる。
物の重心、重力、ベクトル、ばね、弾性とか。そんなの絶対面白いじゃん。
機材は4.1万くらいのBambu Lab A1 miniというもの。調べた感じ、初心者向けのモデルで使いやすそうであった。

成形する素材をフィラメントと言うのだが、これが高いんじゃないの?という話をもらった。
これはPLA、TPUといった素材によって違うのだが、1kgあたり2000~3000円程。大きめのものを作っても100gいかないから、僕は安いと思う。
電気代はカスみたいな値段だろう。知らんけど。

安物を買うと造形の精度が悪くて残念な思いをしない?という話ももらった。
これは僕も不安だったがやってみるしかなかった。僕が普段見ているYoutubeでは精度が高く見えたが、同じ機種を買うわけじゃないし。
使ってみると、ペットボトルのキャップのように回して締まる機構も再現できるくらいには精度が高い。
とはいえ美しいかというとそうでもなく、積層型といって何層を作ることで立体的に造形するため、近くで見るとその層があるのは感じられる。
僕の用途ではこれは気にならないが、やすりで層の凸凹を削り取る文化もあるようだ。

購入すると、まず先駆者が作ったモデルを造形できる。Bambu Labのコミュニティサイトみたいなやつで様々なモデルの投稿とレビューがある。
そのモデルをダウンロードして、船の模型、謎の横笛、バックをかけるフック、小物入れなどを造形した。こういった出来合いのモデルを作るだけでもワクワクする。
フィラメントを変えることで好きな色、形のものも作れる。先ほどはTPUという柔らかい素材で小さいバスケットボールを作った。
更にここから自分で好きなように形を作れる。用途に合わせた大きさの小物入れやスタンドだって作れる。
元々趣味ぐらいにしか思っていなかったが、案外実用的だというのが一番最初の感想だった。

多色造形をするにはフィラメントを複数使えるようにするアタッチメントが必要なようである。3万円くらいするので後回し。
この方法だと多色造形だけでなく、サポート材をよりはがしやすいものにするなど、やれることも広がっていくようだ。先述のバスケットボールはサポート材がこびりつき、全く使えない。アタッチメント欲しいなぁ。

ところで自分の好きな形を作るには3Dモデリングの技術が必要だ。CADソフトをダウンロードして学習し始めている。
どうやらCADソフトで3Dモデルを作ったのち、スライサーソフトというもので3Dプリンタ用のデータに変換するという仕組みらしい。まだよくわかっていない。
最初は調味料トレーを作りたい。円形の溝があって、一味唐辛子はここ、粉チーズはここと決まったところにきれいに収まる妄想をしている。
一味唐辛子の瓶の直径は3cmだった。ならば溝の直径は3.3cmで良いだろうか、それでは緩すぎるだろうか。
このタイトさを自分で決められるの面白くないですか?(多分伝わらない)

それにしてもCADを触ることになるとはね。最近は(必要に駆られていない)先回りの学習が馬鹿らしく思えていた。
使う場のない英語学習、向ける場のない筋トレなどがそうだ。そういったものは何か形になったためしがない。ケツに火が付かないとやる気にならない人間だ。
当然それらを習得することで選択肢が増えるわけだが、現状の選択肢が少ないわけでもないし、別にいいもんね。
まあしかし全く変わらず、何も習得しない人間もいかがなものかと思うので、今回CADを学ぶ機会ができてよかった。


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おまけ
・ふと紙の漫画を読みたくなって、鋼の錬金術師の全巻セットを買った。面白い。
・涼宮ハルヒシリーズがKindleで88円セールをしていたので、1~5巻を買った。面白い。
・ふくらはぎの凝りが気になって、RELX 筋膜リリースガン トータルボディケア MINIというマッサージアイテムを買った。かなり良い。
・映画館の年間会員になり、僕のヒーローアカデミア、ブルーピリオドを観た。今年は映画観賞を増やしていきたい。