そううつ

最近躁鬱大学という本を読んだ。

躁鬱の著者が「神田橋語録」という躁鬱人に関するテキストを参考にして、色々語るという本だ。神田橋語録はネットで見れるので、躁鬱で苦労している人は読んでみるといいと思う。

僕にも軽い躁鬱っぽいところがあると思い手に取ったが、著者の躁鬱は僕よりもずっと激しいもので、僕も躁鬱だと判定するかは難しい所。けれど同じような傾向は多く見られたし、どちらにせよ使えるライフハックはあった。

特にやっていきたいのは二つ。横になることと、色んなことをやってみること。

横になるというのは「鬱になるのは躁での疲れを癒すためで、意識的に横になることで鬱を抑制できる」という説から来ている。また、睡眠不足が一番の敵とも書いていた。これは最近僕がやっていた「こまめに寝ることで機嫌がいい」という方針と一致していて裏付けがついた気持ちだ。

もう一つは色んなことをやってみること。興味があることを色々試してみる。沢山刺激を得ることが幸せであると。確かに鬱は何もない時にやってくる。何かしているうちは概ね楽しくやれている。

最近読んだ「四畳半タイムマシンブルース」でヒロインの女の子が言っていた「どんどん前へ進んだ方がいいんですよ。立ち止まると悩むから」の言葉と同じ方針なので、躁鬱に限らず万能の悩みに効く手法かもしれない。ともかく今欲しかった言葉のように思えたので、これもしばらく意識しながら過ごしたい。