北海道民の北海道旅行記

北海道旅行に行った。土日で気軽に行けないかという試み。

旨いものを食べ、年老いた親の顔を軽く見られれば良い。観光地に行く気もないので、土日で充分楽しめると考えた。

 

自分の住んでいる所から成田空港まで約2時間。そこから待ち時間が1時間半。飛行機が2時間。新千歳空港から札幌まで1時間。計6時間半は遠かった。

待ち時間などはもう少し短縮できるのだが、飛行機は乗り損ねると損失がデカい。過去一度乗り損ね、急遽取った飛行機で3万の追加出費をしたことがあった。余裕を持って向かうのでこれくらい見込んでおきたい。

改めて整理すると往復で13時間は大きい。読書やゲームで暇潰しをするのは得意だが、移動の座りっぱなしが疲れる。一泊二日では旅行の殆どの時間を移動に充てることになってしまうので、やはり二泊三日あると良い。

 


成田空港にはさほど面白いものはない。いくつかチェーンの飲食店があるが、コロナ禍だからか今は開いていない。Peachの乗り場が第1ターミナルというやつで、別のターミナルなら違うのかもしれない。

以前Peachの座席は背中のシートが薄く、後ろの席の人が前の席のポケットにペットボトルを入れると、異物感を感じ強いストレスとなった。今回行きも帰りもPeachだったがその現象は起きず。そこさえ改善されたのならPeachで不便はないように思える。

 


新千歳空港はヨソの航空と決定的に違って、素晴らしいグルメスポットである。土産も食事処もクオリティが高い。ラーメンも寿司も豚丼も中華もジンギスカンもソフトクリームもあるので、まずは新千歳空港内を楽しむのを僕はオススメしたい。

さらにこの空港には温泉がある。館内着をレンタルできるスーパー銭湯の方式なので1500円と少し高いが、浴室は広々としているしサウナも水風呂も露天風呂ある。移動の疲れを癒すとても良い場所だ。

 


夕食時になり、北海道の友人らとサッポロビール園で集合した。予約なしで行ったが危うく食べれない所だったので予約を推奨する。ラストオーダーも早めのようだ。

サッポロビール園には5箇所食事できるところがあり、落ち着いた空間もあれば、賑やかなビアホールもある。TPOに合わせて決めると良い。今回予約なしで行ったのでトロンメルホールというビアホールタイプに案内されたが、男4人での食べ飲み放題をするのであれば一番都合のいい場所だったかもしれない。ジンギスカンもビールも大変美味しかった。

 


その後2人と別れ、僕ともう1人ですすきのに行った。今回はバニーガールに会いに行くという目的があった。というのも僕はガールズバーに行ったことがなく、これについて思うところがあった。

ガールズバーに行かないことを、真面目や倹約家と捉えれば良いのだが、クソ真面目や度胸がないということであれば格好良くない。これがちょっとしたコンプレックスのように感じていた。もっと清濁併せ呑むような、色んな経験をした人に憧れる。

世の男達は仕事の先輩などから誘われてガールズバーデビューをすることが多いのだろうが、そういう仲良い先輩もいないので、自分で頑張って行かない限り一生行かないだろうなと思っていた。

そんなわけで、すすきのでどこか行けないかと考えていた。とはいえクソ真面目も事実なので、折衷案はないかと調べていると、すすきの観光協会というサイトを見つけ、ここに載っている店なら安全だろうと考えた。その店の一つがバニーガールズバーで、今回目星をつけていたのだった。

飲み放題60分で2500円と、バニーさんのお酒が一杯1000円というシステム。本物のバニーさんの格好は可愛いし、谷間も見れて良い。

あとは普通にガールズバーなのだが、会話するのが億劫で苦労した。一緒に行った友人がよく喋ってくれ任せられたので助かった。趣味の話などで気が合えば、あるいは自慢話でもして褒めてもらえたらいいのだろうが、そういう事にはならず。もしかすると、1人でいけば違ったのかもしれない。僕でもご機嫌に喋り出すようなプロの技を見せてくれるのかもしれない。

ともかく今のところ、僕にはガールズバーは向いてなさそうということが分かった。

それを学ぶことが出来たし、コンプレックスの解消もできたので満足。新札幌にあるホテルに帰った。

 


ホテルエミシアという立派なホテルだった。高めのフロアで景色も良い。ベッドも良い。夕食なし、朝食あり、クーポンを使って1万3千円だった。

朝食はバイキング形式。この朝食バイキングは力が入っていて、北海道らしい食材を使った料理が沢山。エゾシカカレーや海鮮丼、鮭のちゃんちゃん焼きなどとても美味しい。僕はバイキング形式の食事が好きなので大満足。

食後ホテルにある朝スパへ行く。地下なので露天風呂はないのだが、広々としていて清潔感があり、サウナもあり、なかなか。

 


昼過ぎから実家に帰り、母親の手料理を食べる。うまい。テイクアウトした寿司も大変うまい。

夜の飛行機に間に合うため、実家の滞在時間は4時間ほどであった。短いと言われてしまった。確かに。

正直なところ僕が話したいことはあまりなく、聞かれたことに答えていたので、僕はこれぐらいで充分だと思ってしまう。別に仲が悪いわけじゃなく、ただ話したいことがないのだ。僕のよくない所だな。

ところで、親の夫婦仲がそこまで悪く無さそうでこれは本当に良かった。一番大事。

 


空港まで送ってもらい、20時の飛行機に乗る。到着が22時、家に着いたのは0時頃だった。

総括として、食べたいものは大体食べ全て美味しかった。会いたい人とも概ね会えたし、結構満足のいく旅行ができた。

また、食以外の北海道の良い所として空間が広い所があるなと感じた。東京は部屋も飲食店も道も狭く、他の人との距離も近い。高い建物がないから空も開けていて気持ちがいい。

東京にもこういう広々とした場所があれば、疑似的な北海道旅行としてリラックスできるのではないだろうか。探してみようと思う。