分かっているつもりではあったけど、分かっている以上に顕著だなと思ったので書いておきます。
「モノを見せる時は細部まで気を使うべし」
一行にまとめたら趣旨が分からなくなるね。
人にアプリを見せる時、まあ完成品じゃないから動く部分だけ見せようってつもりで見せるわけなんだけど。そして、相手もそれを理解しているはずなんだけど。
どうしても、それ以外の部分も見えてしまって、マイナスに感じてしまうようです。
先日仕事でメニュー画面の実装をしまして。(会話は曖昧だけど実話です)
ぼく「この画面でこうやるとメニューが表示されます。ミッションコンプリートです。」
上司「…うーん、操作が分かりにくいな。もうちょっと本番環境っぽく見せてくれる?それぞれの仮画面も作って、画面遷移も作って。」
ぼく「…ウス(それは今回のミッション外だし、本番で使わないなら無駄な作業なのでは…?)」
ということがありました。
※画面遷移とは画面が変化する挙動のことをさします。Webページのリンク先をクリックする時など。
"メニュー画面"の話をしていても、"それ以外の機能"で不備があった場合、"メニュー画面"の印象もイマイチになってしまう。頭で切り離せない部分があるんですよね。
作った側としては製造部品を切り離して考えれますけど、ユーザーやチェックする人は製造過程を知りませんから、挙動の流れを見るわけです。流れとしてイマイチという印象を与えてしまったらNGなんですよね。
仕事に関わらず、ぼくはとりあえず思ったものを形になればオッケー☆ みたいな合格ラインをしているので、勝手に気持ちよくなっているのですが。
他者の評価を求める際は細部に気を使わないといけないなと思ったのでした。
そうそう、良い例もありまして。
画面遷移の実装が終わって、上司に見せようとしたのですが上司が離席していて。
ヒマだったので各画面の背景をパステルカラーのグラデーションにしました。画面遷移した時に、赤から青に向かって徐々に変わる仕組みです。
"画面遷移した"という仕様を確認しやすく、なおかつ何となく気持ちいい。
画面遷移にケチを付けにくくなるわけですな。たぶん。
上司もご機嫌良さそうだったので、きっとあれは成功でした。
技術者やってると頻発しそうだからね。今後も気をつけたい。