「とても良い」と「これでよい」

booth.pm

この本を買って読みました。面白かったので短く整理したいと思います。

自己肯定感には二つの気持ちがあります。

・自分に対して「とても良い」と思う気持ち

・自分に対して「これでよい」と思う気持ち

どちらの感情も大切です。

 

「とても良い」気持ち

「自分ってすごいな」と思う気持ち。知性、外見、社会的な評価。

例:偏差値、スポーツの成績、所属する会社、年収、友達が多い、イケメン、美女

 

・願望を下回ると成立しない。

例:テストで満点取れると思っているのに90点だった。

 

・重要視していないと成立しない。

例:プログラミングスキルを評価して欲しいのに、英語スキルを評価された。

 

・変化が激しい、不安定な気持ち。

褒められた、結果を出せた、などで変化する不安定なもの。

 

「これでよい」気持ち

「自分らしいな」「自分は自分だから」と思える気持ち。他者との比較でなく、自分自身の生き方に目を向けたり、周りから受け入れられることで高まる。

 

・「とても良い」気持ちの無理な引き上げで、「これでよい」気持ちが低下する

例1:自分のやりたいことではなく、周りから評価されることをやる。

 →人の言いなり

 

例2:評価されそうな考え方や行動だけを見せる。

 →自分を偽る行為

 

例3:周りの人に「能力の低い人間だ」と考える。

 →人を見下すことで「とても良い」気持ちを向上させている(色んなことに許容できなくなるため、自分らしさから遠ざかる)

 

自己肯定感が低いことによる問題

・挑戦できない、オファーを受けられない

・周囲の目や評価を気にしすぎてしまう

・褒められても受け入れられない

・周囲に嫉妬、否定的、見下す

・頑張り続けてないと安心できない

・自分のことが好きだと思えない

・判断に自信が持てず、受け身になったり、発言が怖い

・周りの人に受け入れられると感じられない

・気分が落ち込む、ストレスに振り回される

 

対策

・低い方を高める。どちらも低い場合、高めやすい「とても良い」から高める。

・無理をして高めようとしない。

・低すぎず、高すぎずくらいがちょうど良い

 

「とても良い」の高め方

・「とても良い」は願望に影響されるので、ハードルを下げて達成できそうなところから求める。

・重視するものを減らし、重要なところだけ頑張る。

・重要視していることの中で、難易度が高くないものを選ぶ。

 

「これでよい」の高め方

・外見、知性、社会的な評価などの関心を減らす。

・将来の目標を考える、そのための努力に目を向ける。

・周りの人と共有体験する。

 

おわり

 

 

 

この記事は自分で何度か読み直したいと思ったので、短くシンプルに書くよう心がけました。

結果、箇条書きばかりの味気ないものになってしまったので、未読の方にはあまり親切でないかもしれません…興味があったら一番上にリンクがありますので、是非お買い求めください。

自分は「とても良い」を上げようとして「これでよい」が低下する現象を何度も味わっていると思います。その感情を何度かブログにしていたと思うので、こうやってまとめてくれると気持ちがいいですね。